人というのは、時に幸せになることを恐れる生き物らしい。
「自分なんかが幸せになっていいのだろうか」、「良いことがあった後にはとんでもなく悪いことが起こるのではないだろうか」といった罪悪感や不安を感じ、幸せな状況を手放したくなるのである。
「幸せ恐怖」と呼ばれるこの心理状態にうまく対処できるかどうか、それが人生を左右すると言っても過言ではないだろう。
今日は、VnExpress(2023年11月3日付)の読者投稿欄に寄せられた、ある新妻の悩み相談とそれに対する読者コメントをご紹介。
記事の概要
[ 相談者 ]
・ 女性
・ 夫と二人暮らし(新婚)
・ 共働き
[ 題名 ]
夫との新婚生活にうんざりです
新婚ほやほやの相談者は、結婚生活から解放されたくて仕方がないと言う。
家の外ではノロケ話をしているが、実は結婚して以来、何度も一人で涙を流しながら食事をし、夜は枕を濡らしてきた。
相談者は内省的な性格を自覚しており、物質的豊かさよりも、周囲の人との関係性を重視するタイプであり、他者に共感してもらいたいという気持ちが人一倍強いようである。
夫はきちんとした人で、安定した仕事に就いており、収入も良い。料理は彼の担当で、その他の家事もよく手伝ってくれ、彼女のことをとても愛してくれている。
夫は今のところ、良い人だと言えます。
では、何が問題なのかと言うと――「人生観の相違」だと相談者は言う。
日を追うごとに夫とは人生観、考え方、感性が合わないと思うようになりました。
それに夫のことは愛しているけど、一人でいても彼が恋しいと思わないんです。
相談者は、夫に「誠実でいること・約束を守ること」をお願いしていると言う。
でも、今のままだと夫は私のそんなお願いにもうんざりするでしょう。
そうなったら、ますます夫に失望してしまいそうです。
経済的には夫に頼る必要がなく、まだ子どももいないが、果たして相談者は結婚生活を続けるべきなのだろうか――。
読者コメント欄
1
また「幸せ恐怖」ってやつか。
2
>> 1
きっとそう。旦那のどこに問題があるのか分からない。
>> 2
男は自分がやりたいことを出来れば幸せだけど、女というのは自分が思うように男がしてくれないと満足できんのだよ。
>> 1
「このままだと私からのお願いを夫が聞いてくれなくなる」ってくだりがありますけど、今の時点で既にそうなんですか?
曖昧なことしか書かれていませんけど、今のところ旦那さんにこれといった問題が無いのであれば、トピ主さんは多くの人が経験するマリッジブルーってやつなんじゃないですか。
>> 1
なんで1さんのレスにここまで沢山「いいね!」がつくの??
はっきり書かれてないから何とも言えないけど、本当のところは旦那さんが「不誠実で約束を守らない」のかもしれないよ?
もしそうなら結婚生活は続けられないね。
トピ主はお金が無くて食べる物に困ったり、病気の親や子供を抱えて路頭に迷ったりした経験がないから、夢見心地でいられるんだよ。旦那が可哀想。
これ以上、旦那さんに何を求めているんでしょう?あなたは旦那さんに何をしてあげているんですか?旦那さんは幸せなんでしょうか?
ここにはあなたの気持ちしか書いてありませんけど、悲しく思うことがあるのなら旦那さんにはっきりと伝えて解決しましょうよ。
旦那さんのどこに問題があるんでしょうか?愛してくれて、ごはんまで作ってくれる旦那さんなんて滅多にいませんよ。
何事にも限度というものがあります。どこまで相手に求めてるんですか。
人生観が合わないから離婚?じゃあ、あなたにとって結婚て何ですか?
出典
VnExpress: Chán cuộc sống với người chồng mới cưới (2023年11月3日付)
ベトナム語表現
sướng quá hóa rồ
[ 意味 ] 幸せ恐怖(症)
để rơi ra khỏi tình yêu
[ 意味 ] 恋が冷める、蛙化する
[ 対義語 ] rơi vào tình yêu
管理人のコメント
トピ主(相談者)、えらい言われようですね。
抽象的なことしか書かずに投稿すると大抵こういう反応をくらうもんです。読者はイラっときちゃうんですね。
まあ、夫婦のことって結局、当人たちにしか分からないもんです。どれだけ長い交際期間があったとしても、実際に結婚してからじゃないと分からない部分ってお互いにあると思います。違和感とか、どうしても合わない部分とか。
ただ、このトピ主、ところどころよく分からない匂わせっぽい書き方をしてるのが気になります。
旦那さんを好きだという気持ちは確かにあるんでしょうけど、自分の気持ちも旦那さんからの愛情も、今ひとつ信じ切れてない部分があるんじゃないですかね。